デザインが犠牲にならない、強い家づくり。

Seismic resistance 耐震へのこだわり

全棟SE構法採用

強度が高く品質の安定した構造用集成材を使用し、専用のSE金物で剛接合したラーメン構造がSE構法です。構造的に必要な柱や壁が少なくても耐震等級3をクリアした空間が実現でき、最大9mのスパンを飛ばすことも可能です。また、最低限の耐力壁で耐震性を確保し、内部の間仕切りを自由に変更できる「スケルトン&インフィル」も可能で、将来のライフスタイルの変化に応じたリフォームも柔軟に行えます。

強度が高い「構造用集成材」を採用

SE構法では構造躯体に「構造用集成材」が使われています。「構造用集成材」とは、十分に乾燥させ強度ごとに分類した「ラミナ」と呼ばれる木材を、科学的に計算しながら張り合わせた「エンジニアリングウッド」のことです。SE構法を耐震性に優れた構造躯体にする上で、とても重要な要素となっています。

接合部の断面欠損が少ない

SE構法では、特殊な金物を使うことで木材の接合部の断面欠損を抑えることができます。また、乾燥している集成材ということで、木造自体の収縮も少なく、なおかつボルトやドリフトピンで強固に接合しているので、連続した揺れに対しても耐えることができます。

柱の引き抜き強度が高い

大地震が発生した時、最も壊れやすい部分が柱と基礎の連結部分です。SE構法では「柱脚金物」という特殊な金物で基礎と柱を直接連結することで引き抜き耐力を高めています。その力は最大24.4tという数字で、在来木造のホールダウン金物の5倍以上もの力を発揮します。

数値に裏付けられた構造計算を実施

SE構法が地震に強いと言える最大の理由は「構造計算」にあります。意匠設計士がデザインした設計計画に対して、大きな地震や台風がきても建物が壊れないように、構造設計士が様々な角度から数値計算をして、部材や太さなどを決めていく行為です。大規模木造建築から始まった「SE構法」は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同様に、数値に裏付けられた「構造計算」を行っています。

精度の高い指定プレカット工場で加工

SE構法では、構造計算によって指定された部材の種類や大きさ、金物の設定などのデータがそのまま指定プレカット工場へつながる仕組みを持っています。それによって、計算された通りの部材が高精度に加工され、建築現場に直接届く仕組みとなっています。

Ventilation system 換気へのこだわり

第1種換気方式(全熱交換型)

住宅では24時間換気システムの設置が義務付けられており、第3種換気方式と第1種換気方式の2種類が一般的に用いられています。第3種換気方式は、給気口には換気扇を設置せず、排気口にのみ換気扇を設置する方法で、すべての部屋に給気口が必要となるのが特徴です。設置コストや電気代が安いというメリットがありますが、外気がそのまま室内に入ってくるため、給気口近くにいると冬は寒く、夏は暑く感じやすいというデメリットがあります。一方、第1種換気方式は、給気口と排気口の両方に換気扇を設置して強制的に換気する方法です。新鮮な空気をたくさん取り込み、空気の循環をコントロールできるという特徴があり、熱交換システムを使用すれば、外気による室温の変化を抑えることも可能です。AC15では第1種換気方式(全熱交換型)を採用しており、換気時の熱損失を抑えて快適な温熱環境を実現します。